東京オリンピックの野球準決勝、日本対韓国戦で伊藤大海(いとうひろみ)選手がロジンを使い過ぎていると抗議を受けて話題になっていますね。
なぜ抗議を受けたのか、そもそもロジンって何という方も多いのではないでしょうか?
そんな方の為に抗議を受けた理由とロジンがどんな物なのについてご説明したいと思います。
伊藤大海選手がロジン(ロージン)を使い過ぎていると抗議を受ける
2021年8月5日に行われた東京オリンピックの野球、日本VS韓国戦で伊藤大海選手が韓国チームから抗議を受ける場面がありました↓
登板中、韓国ベンチから「クレーム」がついた。ロージンバックの使用頻度に抗議の声が上がった模様。ただ、その直後に、再びロージンを手にするなど、心臓の強さは日の丸を背負うにふさわしい。
スポニチアネックス様より引用
その場面がこちら↓
この行動にファンからは次のような声が挙がります↓
https://twitter.com/pinko_dayo0213/status/1422940240474374144?s=20
追いロジン草
かっこよかったよ いとうひろみくん!— Lanko (@imlanko) August 4, 2021
このように称賛の声が相次ぎました。
しかし…このロジン、そもそも何の為につけているんでしょうか?
つけすぎると何が悪いのでしょうか?
野球をあまり見ない方にはあまり良く分かりませんよね。
そんな方々の為に詳しくご説明致します。
ロジン(ロージン)って何?
ロジンとは↓
ロジンバッグは、野球などでピッチャーが使う白い粉が出る袋です。名前の通り、ロジンは松脂(まつやに)のことであり、バッグは入れ物と言う意味です。つまり、ロジンバッグとは、松脂を入れた袋のことです。
『松脂の粉を入れた袋。野球選手などが手の滑り止めに用いる』広辞苑(岩波書店)。しかし、松脂を袋に入れただけではとても使えません。滑り止めとして使うにも、ロジンだけでは粘着性が強すぎ皮膚を傷つけてしまいます。そのために粘着性を押さえ、汗などの水分を吸収できるよう、炭酸マグネシウム等の無機質が主成分としてつくられています。現在の野球用ロジンバッグの組成は、炭酸マグネシウム80%、ロジン15%、石油樹脂5%だそうです。成分比率は競技や目的に応じて、少しずつ混率が違います。ハリマ化成グループ様HPより引用
簡単に言えば滑り止めの為にロジンを手につけて投げる訳ですね。
これには、ボールが滑り予期せぬ方向に飛んで相手選手に当たってしまわないようにする役目もあります。
ではこのロジン、付けすぎると何が悪いのでしょうか?
ロジンをつけるとリリースポイントが分かりづらくなる
先述しましたが、付けすぎると投球時に白い粉が舞います↓
打者は、投手がボールを投げるタイミングやリズムに合わせて自分もバットを振ります。
そこでロジンが手につきすぎていると白い粉が大量に舞う為手元が見えなくなりタイミングが取りづらくなってしまうのです。
ロジンを大量に手につけるというのはルール違反ではありませんが、マナー違反に近いと言う事が出来るでしょう。
しかし、後日このロジンを沢山つける行為について伊藤大海選手は以下のように説明しています↓
伊藤大海選手はプロ1年目でオリンピックの舞台に立っていました。
もちろん凄く緊張していて手汗が沢山出ていたでしょうし、指摘事項に勘違いするのも無理はないと思います。
国際的な舞台っだからこそ事故が起こらないように細心の注意を払っていた結果、あのような事態になってしまった訳ですね。
あとがき
いかがでしたか?
今回は伊藤大海選手がオリンピックの韓国戦でロジンをつけすぎていると抗議を受けた件についてご説明しました。
マナーについては線引きし切れない部分が多いので、是非今後もスポーツマンシップに乗っ取ってプレーされて欲しいですね。
それでは、今回はこの辺りで失礼します(^^)