ビッグモーターの不正請求問題で、損保ジャパンがグルだったのではないかと噂されています。
一体なぜこのように言われているのでしょうか?
その理由について調査しました。
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損保ジャパンとビッグモーターはグルだった?
中古車販売大手ビッグモーターの自動車保険の保険金不正請求をめぐり、同社と損害保険会社の密接な関係が浮上した。損害保険ジャパンは2011年以降、計37人の出向者を出し、不正請求が横行した時期に事故車両の修理を担う板金塗装部門の担当部長を務めた者もいた。
引用:夕刊フジ
この報道に対して世間からは次のような声が上がっています↓
では、損保ジャパンとビッグモーターは一体なぜグルだと言われているのでしょうか?
調べてみるとそこには3つの理由がある事が分かりました。
損保ジャパンとビッグモーターがグルだと言われる理由3選。
損保ジャパンとビッグモーターがグルだと言われる理由は次の3点です。
- 損保ジャパンが金融庁に虚偽の報告をしていた。
- 損保ジャパンからビッグモーターへの出向者が大量に居る。
- ビッグモーターの副社長「兼重宏一」氏が損保ジャパンに就職していた。
それでは、1つずつ詳細をお話して行きましょう。
1.損保ジャパンが金融庁に虚偽の報告をしていた。
1つ目の理由は、損保ジャパンが金融庁に虚偽の報告をしていたというもの。
中古車販売大手・ビッグモーター(東京都港区、和泉伸二社長)が事故車修理における保険金を不正に水増し請求していた問題で、損保ジャパンが現場で不正の指示があったことを認識していながら、「指示はなかった」と金融庁に虚偽報告していることがわかった。
引用:東洋経済オンライン
元々、A氏(ビッグモーター社員)が「工場長の指示で日常的に過剰な自動車の修理を行った上で、
保険会社に対して過剰な修理費を請求している」という趣旨の報告をしていました。
しかし、最終的にA氏に署名を求めたヒアリングシートの内容は、
「指示はなかった」という真逆の内容になっていたと言います。
どこでこの内容が捻じれたのかは現在のところ不明ですが、不正を隠す事で損保ジャパンは、
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の獲得増に繋がるというメリットがあったという訳です。
そしてビッグモーターは水増しした保険金を受け取り、
工場の売上が上がったように見せかけていたという訳ですね。
これはビッグモーターと損保ジャパンがグルになっていなければ不可能なスキームです。
2.損保ジャパンからビッグモーターへの出向者が大量に居る。
2つ目の理由は、損保ジャパンからビッグモーターへの出向者が大量に居るというもの。
なんと2011年以降で損保ジャパンからビッグモーターへの出向が37人も居たというのです。
自動車保険の保険金不正請求を行っていた中古車販売大手「ビッグモーター」に対し、損害保険ジャパンが2011年から計37人の出向者を派遣していたことがわかった。
引用:読売新聞
2011年から2023年までの間に37人出向者が居るという事は1年辺り平均3人が、
損保ジャパンからビッグモーターに人が流れていた事になりますね。
そして、報道によると2018年頃から板金や塗装部門の元本部長が、
修理の工賃や部品から得る粗利の合計金額を上げるよう各工場長に要求していたと言います。
という事は、水増し請求が行われ始めてから少なくとも15人は出向者がいる事になりますよね。
15人全員がビッグモーターの不正を見抜けなかったというのは、あまりにも不自然ではないでしょうか?
そのため損保ジャパンとビッグモーターがグルなのではないかと言われているのです。
3.ビッグモーターの副社長兼重宏一氏が損保ジャパンに就職していた。
ビッグモーターの副社長兼重宏一氏は早稲田大学を卒業後、損保ジャパンに就職していた事が明らかになっています。
中古車販売大手ビッグモーターが自動車保険の保険金を不正請求していた問題で、創業者長男の前副社長が過去に、損害保険ジャパンの前身企業に在籍していたことがわかった。
引用:読売新聞オンライン
兼重副社長は2011年4月から2012年6月まで損保ジャパンの前身企業の一つ、
日本興亜損害保険に在籍し経理などを担当していました。
兼重副社長はその後ビッグモーターに入社をしています。
兼重副社長が損保ジャパンの役職や何らかの権威を持った人物と関わりがあれば、裏で口利きをするというのは容易い話でしょう。
また、損保ジャパンの仕組みを知っているからこそ、このような不正請求の仕組みを作る事が出来るという訳ですね。
この事から損保ジャパンとビッグモーターはグルだと言われているのです。