北京オリンピックで金メダルを獲得したネイサンチェンさんですが、
なんと、大学を卒業後にフィギュアスケート競技から引退するのではという噂が流れているのです。
これは一体どういう事なのでしょうか?
調査してみました!
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ネイサンチェンが北京オリンピックで金メダルを獲得。
2022年2月10日に行われたフィギュアスケート男子シングルでネイサンチェン選手が金メダルを獲得しました↓
【AFP=時事】(更新)北京冬季五輪は10日、フィギュアスケート男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が圧巻の演技で金メダルを獲得した。
JIJI.com様より引用
この報道に対して世間からは以下のような声が上がっています↓
もしかしたらこれが最後か、次のワールドが最後かもしれませんが、ネイサンこそ最高の選手です。生涯忘れません。
念願のオリンピック金メダルを獲得したネイサンチェン選手に祝福の声が多く上がっています。
そんなネイサン選手は2022年2月現在で大学生なのですが、
卒業後にフィギュアスケート競技を引退するという噂があるのです。
この噂は本当なのでしょうか?
噂を確かめる前にまずはネイサン選手がどのような状況に居るのか確認しましょう。
ネイサンチェン選手のプロフィール
- 名前:ネイサンチェン(英:Nathan Chen・中:陳巍)
- 生年月日:1999年5月5日
- 出身地:アメリカ合衆国・ソルトレイクシティ
- 身長:166cm
- 職業:大学生・フィギュアスケート選手
- 所属:Salt Lake City FSC
ネイサン選手は、中国から留学生として渡米し科学の博士号を取得した父親と、
医療系の通訳を仕事とする北京出身の母親の間に産まれた中国系アメリカ人です。
3歳の頃にスケートを始め、バレエ・体操・ピアノとなども同時に習っていました。
10代半ばまで続けていた体操の経験から体幹や力の使い方を学んだ事が、
現在の活躍に繋がっているとネイサン選手は言います。
その才能は早い段階で開花しとても数えきれない程の大会で優勝を重ねて来ました。
ネイサン選手の主な大会成績は以下の通り↓
世界選手権 | ||
---|---|---|
金 | 2018 ミラノ | 男子シングル |
金 | 2019 さいたま | 男子シングル |
金 | 2021 ストックホルム | 男子シングル |
四大陸選手権 | ||
金 | 2017 江陵 | 男子シングル |
グランプリファイナル | ||
銀 | 2016 マルセイユ | 男子シングル |
金 | 2017 名古屋 | 男子シングル |
金 | 2018 バンクーバー | 男子シングル |
金 | 2019 トリノ | 男子シングル |
世界ジュニア選手権 | ||
銅 | 2014 ソフィア | 男子シングル |
ジュニアグランプリファイナル | ||
銅 | 2013 福岡 | 男子シングル |
金 | 2015 バルセロナ | 男子シングル |
※引用元:Wikipedia
2018年の平昌オリンピックでは全てのジャンプでミスが出てしまい5位という結果に。
2022年の北京オリンピックでは4年前の忘れ物を取りに来ましたという言葉通り、
2位の鍵山優真選手(310.05)を20ポイント以上の差をつけ332.60で優勝。
4年前に平昌の舞台に忘れてしまった金メダルを見事に獲得されました。
また2019年12月に行われたグランプリファイナルでネイサン選手が記録した、
335.30は2022年2月時点の世界最高得点となっています。
フィギュアスケートで華々しい成績をお持ちのネイサン選手ですが、
実はまだ大学生という事をご存知でしょうか?
次はネイサン選手の大学生としての一面に迫ってみたいと思います。
ネイサンチェン選手はイェール大学に在籍中
ネイサン選手は2022年現在イェール大学に在籍中です。
イェール大学はアメリカコネチカット州ニューヘイブン市に本部を置く1701年創設の私立大学で、
アメリカ東部の名門大学群アイビー・リーグに所属する8大学のうちの1校でもあります。
世界最高峰の大学の一つとして数えられ、5人の大統領、19人の米国最高裁判所判事、
50人のノーベル賞受賞者、500人以上の米国議会議員を輩出するハーバード大学の公式ライバル。
ネイサン選手は現在この名門校に通い統計学と医学を学びながらスケートを行っているのです。
しかしネイサン選手は大学卒業後には、医学部への進学を目指しているとの事。
医学部へ進むとなるとフィギュアスケートとの両立は更に困難のものとなりそうですが…
実はネイサン選手は大学を卒業後にフィギュアスケートを続けると明言していないのです。
これは一体どういう事なのでしょうか?
確認して行きましょう。
ネイサンチェン選手は大学を卒業後にフィギュアスケートを引退する?
ネイサン選手は2020年に受けたインタビューで以下のように答えています↓
彼はイェール大学を離れて2022年のゲームの準備に集中しました。北京の後、彼は大学の学位を取得し少なくとも当面は氷を離れます。
「22年以降の気分によって大きく決まると思う」とチェンは引退について語った。今のところ、間違いなく学校に戻る計画です、そしてそれでも、たぶん1年か2年はスケートを休んで、それから再評価するだろう」と語った。
引用元:https://usfigureskatingfanzone.com/
※海外のサイトを日本語に翻訳して掲載しています。
北京オリンピックが終わってから少なくとも1、2年は学業に専念するというお話をされていますね。
学業に専念する理由はどうやらアメリカの学業とスポーツに対する考え方にあるようで…
実はこのような考え方は日本とは逆の考え方なのです。
日本を代表するフィギュアスケーターである羽生結弦選手を例に挙げると…
2013年に早稲田大学に入学し2020年に卒業していますので、8年も大学に通っていたのです。
羽生選手はもちろんフィギュアスケートで結果を残す為に意図的に8年在学していた訳ですが、
アメリカでは単位が取得出来なければ基本的に退学の措置が取られます。
その為、ネイサン選手は学校には次のチャンスがないと言っていたのですね…
しかし引退を名言している訳でもありませんので、一時休業という言葉が相応しいでしょう。
ネイサンチェン選手は大学卒業後医学部へ進学し何れは指導者になる?
ネイサン選手はインタビューに次のように答えています↓
チェンは彼に多くを与えてくれたスポーツに恩返しをするつもりです。彼は教えることに情熱を持っており、フルタイムのコーチングはカードに含まれていませんが、スケーターに相談したり、コーチングをしようとしている友人を助けたりしたいと思っています。彼はまた、潜在的に米国フィギュアスケートで、またはUSOPCのアスリート、キャリア、教育プログラムを通じて、メンターシップの役割を果たしたいと考えています。
引用元:https://usfigureskatingfanzone.com/
ネイサン選手は多くを与えてくれたフィギュアスケートというスポーツに恩返しをするつもりで、
教える事に情熱を持っておりメンターシップの役割を果たしたいと考えているとの事。
自ら目指す医学の道がスポーツにも繋がると考えその知識を用いて、
アメリカフィギュアスケート界の発展に繋げて行きたいという事なのかもしれませんね。
2022年の北京オリンピックで金メダルを獲得したネイサン選手。
彼がまた氷上で華麗なスケーティングを披露する時は訪れるのでしょうか。